1 Wanderlust NEWS (日本語版) -- User-visible changes in Wanderlust.
3 * 2.14.x から 2.16.0 への変更点
5 ** このリリースは公式のものではありません。有志により、github の
7 ( https://github.com/wanderlust )
9 ** メーリングリストのアドレスが変更されました。
11 ** 新規フォルダ rss フォルダが追加されました。
13 ** オフライン時にメッセージの移動を行った後にオンラインになった際に、
14 操作によっては意図せずにメッセージが失われる事があるのを修正しまし
15 た。この条件に当てはまったメッセージは、elmo-lost+found-folder (デ
16 フォルトでは"+lost+found") に収納されます。
18 ** SSL/TLS 接続に、組み込み GnuTLS や tls.el を使用するようになりました。
20 ** ドラフトバッファのハイライトに jit-lock-mode を使用するようになりました。
21 idle-timer を使用したハイライトもサポートされています。
23 ** IMAP4で、使用できる場合は utf-7-imap コーディングシステムを使用します。
24 この時、elmo-imap4-use-modified-utf7 のデフォルト値は t になり、
27 ** wl-summary-pick 等で `body' に対して検索をかけると、テキストパート
28 に対してデコードを行ってから検索するようになりました。従来通りの検
29 索は `raw-body' に対して検索を行ってください。
31 ** sendmail パッケージによるメール送信がサポートされました。
33 ** IMAP フォルダの改名時にメッセージが失われる事があるバグを修正しました。
35 ** spam として登録したメッセージに spam マークを付けます。
37 ** non-spam として登録したメッセージから spam マークを取り除きます。
39 ** ESEARCH (RFC4731) がサポートされました。
41 ** 新規オプション elmo-imap4-set-seen-flag-explicitly が追加されました。
43 ** pipe でのコピーで新規メッセージが取り込めなくなるバグが修正されました。
45 ** サマリのソート順に複数の条件を指定出来るようになりました。
48 ** ネットワークフォルダ名の解析を厳密に行うようになりました。
51 filter, pipe, multi フォルダを解釈し、最適な方法を選択します。
55 ** maildir フォルダの処理の高速化
57 ** IMAP4 非同期リテラル(RFC 2088)に対応
59 ** サマリバッファでメッセージにマークをつけた時にスレッドを開きます。
61 ** wl-summary-display-raw が追加されました。
63 ** EasyPG (http://www.easypg.org) が利用可能であれば使います。
65 ** namazu フォルダは機能を拡張した search フォルダに置き換えられました。
66 namazu 以外の外部プログラム (grep, mu, notmuch) を使った検索が出来
69 ** archive フォルダの既存のメッセージを上書きしてしまう問題が修正されました。
70 メッセージを追加する処理にバグが存在していました。
72 * 2.14.0 から 2.14.1 への変更点
73 2.14.1 は、2.14.0 のバグ修正版です。
75 ** Maildir で表示順序が正しくないバグが修正されました。
77 ** アクセスフォルダのアイコンが表示されます。
79 * 2.12.2 から 2.14.0 への変更点
81 ** 新しいフォルダ型 access フォルダが追加されました。
82 指定されたフォルダの配下のサブフォルダを仮想的に一つのフォルダとして扱え
85 ** フォルダのアップデートが高速化されました。
86 リストの差分を計算する関数が書き直され、特に多くのメッセージを含むフォ
89 ** 新しいイベントハンドリング機能が追加されました。
91 ** ドラフトフォルダに IMAP フォルダを指定している場合の不具合が改善されました。
92 オフライン状態でドラフトを保存するときの挙動にバグがありましたが、新しい
93 イベントハンドリング機能を用いて修正されました。
95 ** `Shimbun' のサマリが動的に更新されます。
96 いくつかの shimbun フォルダは、サマリの情報が正しくありません。
97 このバージョンから、メッセージを取りよせたときの情報を用いてサマリが
98 自動的に修正されるようになりました。この実装には、新しいイベントハンド
103 * 2.12.0 から 2.12.1 への変更点
104 2.12.1 は、2.12.0 のバグ修正版です。
106 ** Windows で Maildir が使えるようになりました。
107 ただし、規格に則っていませんので、UNIX 上の Maildir と互換性がありません。
109 ** フィルタフォルダ等でのキャッシュマーク不整合の不具合が解消されました。
110 キャッシュされてもキャッシュされていない表示となる場合がありましたが
113 ** フラグが新規のまま変更されなくなる場合があるバグの修正。
115 ** Maildir で複数メッセージ移動時、フラグが正しく引き継がれないバグの修正。
116 最初のメッセージしかフラグが引き継がれませんでしたが、修正されました。
118 ** 入れ子になったメッセージの IMAP による表示時の不具合が解消されました。
119 入れ子になったメッセージをパートフェッチした場合、ヘッダが表示されない
120 場合がありましたが、正しく表示されるようになりました。
122 ** %INBOX のサブフォルダに %INBOX 自体が含まれない場合がある問題に対処しました。
123 cyrus-imapd で、当該の問題が出ていましたが修正されました。
125 ** フラグが、検索時等の補完候補として現れるようになりました。
127 ** Folder mode でアクセスグループ "@/" の展開が正しく動作します。
129 ** フラグ名によっては間違ったフラグフォルダが作成される問題が修正されました。
130 フラグに [a-z]以外の文字を使ったときの問題に対処しました。
132 ** ドラフトの自動保存時にエラーになってしまう問題が修正されました。
134 ** アドレスマネージャを起動した際にエラーになる問題が修正されました。
135 本文に To: 等の文字列があるとエラーが発生していましたが、修正されました。
137 ** フィルタフォルダからのコピー等でフラグが保存されない問題が修正されました。
139 ** 新規オプション wl-summary-resend-use-cache が追加されました。
140 オフライン状態でもキャッシュを用いた再送(resend)ができます。
142 ** 新規オプション elmo-network-session-idle-timeout が追加されました。
143 指定した時間以上アイドル状態となったセッションを再利用しません。
145 ** 'H' や 'M' でのメッセージ再表示が効率化されました。
146 再表示時に MIME の構造、バッファを再利用するようになりました。
148 ** ドラフトのプレビュー時に表示される属性表示が netnews に対応しました。
150 * 2.10.1 から 2.12.0 への変更点
152 ** メッセージデータベースの構造が改善されました。
153 以下の設定をすれば、フォルダ選択時に自動的に旧来のタイプの msgdb を
155 (setq elmo-msgdb-default-type 'standard
156 elmo-msgdb-convert-type 'auto)
159 ** 一時マークと、それに対するアクションを自由に定義できるようになりました。
161 デフォルトでは以下のマークとアクションを定義しています。
163 "o" refile (従来のリファイルと同じ)
165 "d" dispose (旧 delete, D マーク。wl-trash-folder に移動。
166 wl-dispose-folder-alist の値により挙動が決まる。)
169 "i" prefetch (プリフェッチ)
171 サマリで x キーを押すとマークに対応したアクションがすべて実行されます。
172 マークとアクションは、新規変数 wl-summary-mark-action-list によって定義
173 できます。詳しくは同変数の docstring を参照してください。
175 ** スパムフィルタモジュールが新たに追加されました。
184 ** 'mark フォルダは改名され、'flag フォルダになりました。
185 これに関連して、'flag フォルダのサマリで元メッセージがどこにあるかを
186 help-echo として表示するようになりました(これのふるまいは
187 wl-highlight-summary-line-help-echo-alist で制御できます)。
189 ** メッセージに対して任意のユーザ定義のフラグを付けられるようになりました。
190 サマリにおいて "F" でフラグの指定ができます。
192 ** 返信済みマーク A,a が追加されました。
193 サマリにおいて、返信したメッセージに A マーク(キャッシュなしの場合)
194 もしくは a マーク(キャッシュありの場合) が表示されます。
196 ** 転送済みマーク F,f が追加されました。
197 サマリにおいて、転送したメッセージに F マーク(キャッシュなしの場合)
198 もしくは f マーク(キャッシュありの場合) が表示されます。
200 ** フォルダの検索条件に、'フラグ' (メッセージの状態) が追加されました。
201 フラグには、unread(未読), important(重要), answered(返信済み),
202 digest (未読または重要), any (未読または重要または返信済み)があります。
203 例えば、次のフィルタフォルダは、%inbox のうち、未読または重要な
207 ** ドラフトの保存機能が改善されました。
208 IMAP フォルダや、Maildir フォルダを wl-draft-folder に指定できるように
211 ** idle-timer を利用してドラフトバッファの自動保存を実行します。
212 変数 `wl-auto-save-drafts-interval' で挙動を変えられます。
214 ** 'H' キー(ヘッダ全表示) および 'M' キー(MIMEなし表示)がトグルになりました。
215 また、'M' で表示したメッセージを引用できるようになりました。
217 ** non-MIME PGP メッセージの検証、復号化のためのコマンドが追加されました。
218 メッセージバッファにおいて C-c:v, C-c:d でそれぞれ検証、復号化します。
220 ** サマリを並べ替え条件の逆順でソートできるようになりました。
222 ** メッセージバッファで複数行にわたる長いヘッダを省略表示します。
224 ** サマリバッファの永続マークの文字列が変更されました。
225 デフォルトの設定ではキャッシュの有無を大文字小文字で示します。
227 ** 送信確認の際にドラフトのプレビューを表示するようになりました。
229 ** ドラフトのプレビューの際に送信パラメータを表示するようになりました。
230 詳しくは変数 wl-draft-preview-attributes の説明を見て下さい。
232 ** wl-biff-use-idle-timer を設定すると biff が idle-timer で走ります。
234 ** wl-draft-kill は yes-or-no-p で確認を求めるようになりました。
236 ** サマリで一定以上深いスレッドは分割されます。
237 変数 wl-summary-max-thread-depth で限界を変更できます。
239 ** Emacs multi-tty support に対応しました。
240 (http://lorentey.hu/project/emacs.html)
242 ** サマリの並べ替え条件に 'size' が追加されました。
243 メッセージサイズによるサマリの並べ替えが可能になりました。
245 ** 変数 wl-refile-policy-alist は廃止されました。
247 ** バッチ処理用のモジュールが新たに追加されました。
249 ** マルチフォルダとオリジナルフォルダの状態が同期されるようになりました。
250 例えば、+inbox の未読情報が、*+inbox,+outbox にも反映されます。
252 ** 関数 wl-summary-resend-message は廃止されました。
253 その代わりに wl-summary-resend を使えば再送マークを付けることができます。
255 ** 変数 wl-delete-folder-alist は wl-dispose-folder-alist に
258 ** POP3 フォルダの存在チェックのデフォルト挙動を簡略化
259 elmo-pop3-exists-exactly のデフォルト値を nil にしました。
261 ** RFC2449 の POP3 拡張のレスポンスコードに対応しました。
262 他のセッションが使用中であるために認証に失敗したときには、パスワード
265 ** IMAP4 において、EXPUNGE, CHECK コマンドを非同期で送信するようにしました。
267 ** wl-folder-hierarchy-access-folders の初期値が変更されました。
269 ** 新聞フォルダのアクセスグループ "@/" が使えるようになりました。
271 ** 前に使っていたものより新しい Wanderlust を起動すると NEWS(.ja) の内容を
274 ** wl-draft-reply-*-list の初期値が変更されました。
275 以前の設定は、samples/ja/dot.wl を参照して下さい。
277 ** wl-draft-reply-myself-*-list は廃止され、wl-draft-reply-*-list に統合
280 ** 返信用ドラフトのカーソルの初期位置を指定できます。
281 変数 wl-draft-reply-default-position を設定して下さい。
283 ** ドラフトバッファウィンドウの配置の指定の仕方が変更されました。
284 wl-draft-buffer-style と wl-draft-reply-buffer-style に keep,full,split
289 wl-summary-reply-hook
290 wl-draft-forward-hook
291 wl-summary-forward-hook
292 wl-draft-kill-pre-hook
293 wl-summary-resend-hook
300 wl-highlight-summary-disposed-face
301 wl-highlight-summary-prefetch-face
302 wl-highlight-summary-resend-face
303 wl-highlight-summary-answered-face
304 wl-highlight-action-argument-face
308 wl-highlight-refile-destination-face
309 (wl-highlight-action-argument-face に変名)
311 * 2.10.0 から 2.10.1 への変更点
312 2.10.1 は 2.10.0 のバグ修正版です。
314 ** print-length や print-level が Non-nil のときに msgdb が壊れる問題が
317 ** パイプフォルダにおいて wl-summary-pack-number がうまく動かなかった
318 ため効かなくしてあります。必要であれば取り込み先フォルダの方で実行
321 ** wl-folder-move-cur-folder が効いていなかった問題が修正されました。
323 ** Meadow 上で wl-draft-reedit がうまく動かない問題が修正されました。
325 ** wl-summary-pack-number が Maildir や shimbun フォルダで動かない
328 ** 重要マークつきメッセージのキャッシュに対する保護機能が働かない
331 ** wl-summary-line-format の %# で大きな数値を正しく扱えない不具合
334 ** SMTP AUTH で認証以外のエラーでもパスワード消去される不具合が修
337 ** wl-message-buffer-prefetch-folder-type-list,
338 wl-message-buffer-prefetch-idle-time,
339 wl-message-buffer-prefetch-depth のデフォルト値が変更されました。
341 ** XEmacs without mule でコンパイルできない問題が修正されました。
343 * 2.8.1 から 2.10.0 への変更点
345 ** サマリ行の表示形式を変更できるようになりました。
346 wl-summary-line-format で書式を設定できます。フォルダ毎に書式を変えたい
347 場合は wl-folder-summary-line-format-alist を用いて下さい。
349 ** ドラフトフォルダへの保存形式が変更されました。wl-draft-save の際には
352 ** elmo-split が新設されました。与えたルールに沿って procmail 風にメッセ
355 ** バッファプリフェッチが実装されました。wl-message-buffer-prefetch-depth
356 の数だけ、メッセージをバッファに先読みします。
358 ** elmo-dop-queue-flush は繋がっているポートに関するキューを flush します。
360 ** 新しいフレームを開いて Wanderlust を起動できるようになりました。
361 (autoload 'wl-other-frame "wl" "Wanderlust on new frame." t)
364 ** フォルダモードから、与えられた条件を満たすメッセージからなる仮想フォルダ
365 へ移動できます (wl-folder-virtual)。"V" にバインドされています。
367 ** フォルダモードで、与えられた条件を満たすメッセージを含むフォルダを探せる
368 ようになりました (wl-folder-pick)。"?" にバインドされています。
370 ** アクセスグループフォルダの改名が出来るようになりました。
372 ** 新規サマリに対するスレッド表示の ON/OFF を指定できるようになりました。
373 wl-summary-default-view, wl-summary-default-view-alist を設定して下さい。
375 ** スティッキーサマリを q や g で抜ける際に、一時的マークを保持するように
378 ** スティッキーサマリに関するキーバインドが変更になりました。
379 サマリで C-u g すると C-u q と同様にサマリを破棄します。サマリやフォルダ
380 モードから G でサマリに移動すると、新規サマリがスティッキーになります。
382 ** C-cC-n や C-cC-p でサマリバッファ間を巡回できます。
384 ** リスト wl-folder-hierarchy-access-folders の各要素は、アクセスグループに
385 ついての正規表現になりました(これまでは正確なグループ名でした)。
387 ** ドラフトのヘッダ部分で C-a すると、行頭もしくはヘッダの先頭にカーソルが
390 ** カプセル化 Blind Carbon Copy を送れるようになりました。
391 デフォルトのフィールド名は "Ecc:" です。
393 ** ドラフトの C-c C-y でリージョンを引用できるようになりました。
394 transient-mark-mode (Emacs) もしくは zmacs-regions (XEmacs)
395 が Non-nil で、リージョンが有効のときに作用します。
397 ** マルチパートのメッセージからパートを削除できるようになりました。
398 メッセージバッファで "D" にバインドされています。
400 ** ニュース記事を投稿するサーバを簡単に設定できるようになりました。
401 Info の例に習って wl-nntp-posting-config-alist を設定して下さい。
403 ** 変数 wl-draft-reply-with-argument-list 等で、関数の返り値から宛先を
406 ** 関数 wl-draft のインターフェースが変更されました。
407 最初に用意するヘッダを関連リストの形で渡すようになりました。
409 ** wl-generate-mailer-string-function の使用法が変更になりました。
410 User-Agent フィールドに入る文字列を返す関数を指定して下さい。
412 ** Reference Card (doc/wl-refcard-ja.tex) に主なキー操作を列挙しました。
416 * 2.6.1 から 2.8.0 への変更点
418 ** Nemacs, Mule 2.3 based on Emacs 19.28 はサポートされなくなりました。
420 ** FLIM 1.14.2 以前の FLIM ではうまく動かない場合があります。
421 FLIM 1.14.3 以降および対応した SEMI をインストールしてください。
423 ** make check で簡単な環境テストができるようになりました。
425 ** 名前変更等で使われなくなった変数を .wl 等で設定していると、警告が表示され
426 ます。メッセージを参考にして、設定を変更してください。
427 もし何らかの理由で警告の表示を抑制したい場合には、変数
428 elmo-obsolete-variable-show-warnings を nil にしてください。
430 ** 新規内部フォルダ 'sendlog が追加されました。
432 ** 新規フォルダ shimbun フォルダが追加されました。
434 書式: '@' '仮想サーバ名' '.' 'グループ名'
436 ** 新規フォルダ namazu フォルダが追加されました。
438 書式: '[' 'namazu 検索式' ']' [ 'namazu index のパス(絶対パス)' ]
440 ** パイプフォルダでサーバにメッセージを残すことができるようになりました
441 次のアクセス時には、新しいメッセージのみコピーします。
443 書式: '|' '取り込み元' '|:' '取り込み先'
445 ** アドレスマネージャが新設されました(C-c C-a で起動)。
446 アドレス帳の編集をしたり、そこからドラフトに宛先を入力することができます。
448 ** ACAP (RFC2244) に対応しました(実験的)。
450 ** IMAP4 のメッセージをパート毎にキャッシュとして保存できるようになりました。
451 巨大なパートをスキップした場合でも、スキップしたパート以外は
452 オフライン状態で読み返すことができるようになりました。
454 ** メッセージのプリフェッチでメッセージビューまで作成するようになりました。
455 プリフェッチされたメッセージの表示が高速化されました。
457 ** メッセージバッファ、ドラフトバッファで長い行の折り返しを設定できるように
458 なりました。変数 wl-message-truncate-lines, wl-draft-truncate-lines が
459 non-nil なら、それぞれについて長い行を window 幅で切り縮めます。
461 ** オープニングデモに使われるビットマップ画像は wl-demo.elc から取り除かれ、
462 wl-icon-directory から読み込むようになりました。
463 クリスマスの時期には特別な画像が表示されます :)
465 ** elmo モジュールが全体的に書き直されました。
467 ** elmo のバックエンドに依存した変数は "elmo-バックエンド名-*"
469 例えば、 elmo-default-imap4-server が elmo-imap4-default-server に
472 ** xxx-func という名前の変数は xxx-function という名前に変更 されました。
474 ** X-Face utility 1.3.6.12 以前はサポートされなくなりました。
475 必要なら X-Face utility 1.3.6.13 以降をインストールしてください。
477 ** plugged モードで、stream-type が違うものは別エントリとして扱われるように
480 ** アーカイブ, マルチフォルダ用の msgdb path が変更されました。
481 そのままでも問題ありませんが、ディスクに無駄なデータを残したくない方は
482 .elmo/multi, .elmo/archive 以下をあらかじめ削除しておいてください。
484 ** xxx-dir という名前の変数は xxx-directory という名前に変更されました。
485 例えば、wl-icon-dir は wl-icon-directory に変更されています。
486 Emacs21 で logo 表示などの設定をしている方は特に注意してください。
488 ** elmo-cache-dirname を廃止して elmo-cache-directory を新設しました。
489 elmo-cache-directory を設定することによってキャッシュだけを全く別の
492 ** elmo-enable-disconnected-operation のデフォルト値が t になりました。
493 オフライン状態でもメッセージがキャッシュされていれば、ある程度の
496 ** "$" マークの付いたメッセージは、メッセージの実体が消えた場合にはサマリから
498 "$" マークの付いたメッセージを見直したい場合は 'mark フォルダを参照して
501 * 2.6.0 から 2.6.1 への変更点
502 2.6.1 は 2.6.0 の修正版です。
504 ** Emacs 21 で Recursive load... と出る不具合が修正されました。
506 ** XEmacs 21.1 で文字化けする問題が修正されました。
508 ** XEmacs で IMAP4 を用いるとプログレスバーが出っぱなしになる問題が
511 ** X- で始まるフィールドの検索ができない問題が修正されました。
515 * 2.4.1 から 2.6.0 への変更点
517 ** FLIM 1.13.x はサポートされなくなりました。
518 FLIM 1.14.1 以降をインストールしてください。
520 ** フォルダ、サマリを別フレームで起動できるようになりました。
521 新規変数 wl-folder-use-frame、wl-summary-use-frame が non-nil なら
522 それぞれフォルダ、サマリを別フレームに開きます(デフォルトは nil)。
524 ** サマリでの 'N' や 'P' によるカーソル移動が高速化されました。
526 ** ローカルフォルダを対象とした、last および first 条件のフィルタフォルダ
527 (例えば、/last:100/+inbox のようなフォルダ) のチェックが高速化されました。
529 ** POP, IMAP で大きなメッセージを取り寄せるときに、
532 ** サマリの色づけがオンデマンドになりました(Emacs のみ)。
533 新規変数 wl-summary-lazy-highlight が non-nil ならサマリの表示部分のみを
534 自動的に色付けします (Emacs のみ)。
536 ** biff の通知方法がカスタマイズ可能になりました。
537 新規フック wl-biff-notify-hook, wl-biff-unnotify-hook で設定できます。
538 例: (add-hook wl-biff-notify-hook 'ding)
542 * 2.4.0 から 2.4.1 への変更点
543 2.4.1 は 2.4.0 の修正版です。
545 ** FLIM 1.14.x 上でも動作するようになりました。
547 ** POP before SMTP で POP コネクションが切れない不具合が修正されました。
549 ** IMAP4 での生パスワードによる認証の指定方法が変更になりました。
551 これまで、IMAP4 で生パスワードの認証(LOGIN コマンドによるログイン)をするには、
552 変数 elmo-default-imap4-authenticate-type に 'plain (または nil)
553 を設定することになっていましたが、'clear (または nil)に変更されました。
555 (setq elmo-default-imap4-authenticate-type 'plain)
557 (setq elmo-default-imap4-authenticate-type 'clear)
560 * 1.1.1 から 2.4.0 への変更点
564 これまで、1.x が安定版、2.0.x〜2.2.x が開発版となっていましたが、2.3.0
565 以降は、第二番号が偶数なら安定版、奇数なら開発版となりました。このバー
566 ジョン番号の付け方は一般的なオープンソース開発の慣習に基づくものです。
568 公開 CVS サーバ cvs.m17n.org 上 では、幹が beta (開発)版、
569 枝が stable (安定)版 (枝名は、2.4.x なら wl-2_4) となります。
573 *** FLIM 1.12 はサポートされなくなりました。
574 くわしくは INSTALL.ja を御覧下さい。
576 *** APEL 10.2 以降が必要になりました。
577 tm-8 を使用する方は特にご注意ください。
582 LDAP サーバーと接続し、アドレスの補完を行えます。
583 変数 wl-use-ldap が non-nil に設定されていると LDAP を利用します
586 *** POP3 フォルダで UIDL サポート
587 POP3 フォルダでサマリの状態を保存できるようになり、アクセスが高速化されました。
588 変数 elmo-pop3-use-uidl が non-nil に設定されていると UIDL を使用します
592 Standard Emacs 21 のサポートを開始しました。Wanderlust のほとん
593 どのフレームに、XEmacs と同じようにツールバーやアイコン画像を表
597 一定時間おきにサーバにメールが届いているか確認します。
598 届いていればモードラインに表示し、フォルダ一覧モードを更新します。
601 記事自体は消すことなく、サマリに見える記事数を一定に保つことがで
602 きるようになりました。ひとつのフォルダに大量に記事を溜めている場
606 サブジェクトから推測したスレッドの自動のつなぎ直し、及び
607 手動でのつなぎ直し(サマリで M-w (コピー)と C-y (ペースト)) が可能になりました。
610 変数 elmo-passwd-life-time で設定できます。
611 (nil ならタイマなし。初期設定は nil)。
614 NNTP フォルダで削除したメッセージは killed-list に保存します。
615 killed-list にあるメッセージはサーバ上にも存在しないかのように扱
616 います。変数 elmo-use-killed-list が non-nil なら killed-list を
618 これによって NNTP を利用したパイプフォルダも実現できるようになりました。
620 *** Maildir で pack (番号詰め) ができるようになりました。
621 Maildir のサマリで M-x wl-summary-pack-number を実行するとメッセージ番号を
626 *** フィルタフォルダに複雑な条件指定を指定できるようになりました。
627 AND 条件、OR 条件、否定条件、およびそれらの組合せを指定できます。
628 これにともない、条件指定部分のシンタックスが変更されました。
632 上記変更に伴い、フィルタフォルダの msgdb の置き場所が変わりました。
633 このため、従来の msgdb は不要となります。そのままでも問題ありませんが、
634 ディスクに無駄なデータを残したくない方は .elmo/filter/ 以下を
637 *** NNTP での検索機能が強化されました。
638 NNTP に対するフィルタフォルダを作れるようになりました。
639 (NNTP サーバが XHDR コマンドに対応している場合のみ)
641 *** サマリでの Pick、Virtual で複合条件を入力できるようになりました。
642 AND 条件や OR 条件も入力できます。
643 入力方法は、フィールド名のかわりに 'AND' や 'OR' を入力するだけです。
647 *** elmo-default-*-authenticate-type はシンボルで設定するようになりました。
649 (setq elmo-default-imap4-authenticate-type "cram-md5")
651 (setq elmo-default-imap4-authenticate-type 'cram-md5)
654 *** stream-type の定義方法を変更しました。
655 変数 elmo-network-{imap4-,pop3-,nntp-,}stream-type-alist で設定可能です。
656 SSL 関連のいくつかの変数が廃止されました(改名)。
657 また、新たに "!socks" で終わるネットワーク系フォルダ(IMAP4, NNTP, POP3)は
658 SOCKS 経由でアクセスされるようになりました。
662 *** group-list に対応しました。
663 宛先に Group: foo@gohome.org, bar@gohome.org; のように書けるように
664 なりました。変数 wl-draft-remove-group-list-contents が t なら
665 group-list の内容を削除して送信します。
667 *** ドラフトのプレビューで受取人のアドレスがミニバッファに表示されます。
668 group-list にも対応しています。
670 *** 初期設定で Reply-To: を考慮するようになりました。
671 wl-draft-reply-without-argument-list の初期設定で、Reply-To:
672 フィールドは To: へ挿入する設定になりました。
675 変数 wl-draft-reply-myself-with-argument-list,
676 wl-draft-reply-myself-without-argument-list で自分が出したメール
680 変数 wl-draft-reply-use-address-with-full-name が non-nil なら返
681 信アドレスにフルネームが入ります。(デフォルトは t)。
683 *** In-Reply-To: フィールドの形式を変更しました。
684 draft-ietf-drums-msg-fmt-09.txt に従うようになりました。
688 *** スレッドの高速化と多くのバグフィックス。
691 wl-refile-guess-func-list => wl-refile-guess-functions
692 wl-summary-temp-above => wl-summary-target-above
694 *** wl-fcc に関数を設定できます。
695 月毎にフォルダを変えたい場合などに使用できます。
697 *** elmo-search-mime-charset は廃止されました。
698 charset は入力文字列から判定されます。
700 *** 転送時に余計なヘッダを削除します。
701 変数 wl-ignored-forwarded-headers で、転送時に削除するヘッダを設
704 *** wl-highlight-group-folder-by-numbers は廃止されました。
705 wl-highlight-folder-by-numbers に改名され、値に応じて以下の意味を持つように
707 `t' :行全体にメッセージ数に応じた色を付けます。
708 `nil' :フォルダの状態に応じた色を付けます。
709 数字 (例えば `1') :メッセージ数とフォルダの状態の両方に応じた色を付けます。
711 *** メッセージバッファでのヘッダ表示を制御できます。
712 変数 wl-message-ignored-field-list,
713 wl-message-visible-field-list で、Wanderlust レベルで設定が可能
714 になりました。(今までは SEMI で設定する必要がありました)
716 *** DEMO の表示方法が変わりました。
717 カラーのピックスマップで利用する色数が削減されました。
718 また、文字のみしか表示できない環境でもそれなりのデモが表示されるように
722 * 1.1.0 から 1.1.1 への変更点
723 1.1.1 は 1.1.0 のバグ修正版です。いくつかの細かい修正が加わっています。
725 ** CVS サーバ上での開発が始められました。
729 *** 00README, 00README.ja は README, README.ja に変更されました。
731 *** wl-* のファイルは 'wl' ディレクトリに移動しました。
733 ** wl-refile-rule-alist の記述方法が拡張されました(以前と互換性があります)。
735 ** progress gauge 表示機能を利用するようになりました。
736 progress gauge の表示機能をもつ Emacs では、処理の進捗が progress gauge に
739 * 1.0.3 から 1.1.0 への変更点
743 *** tm7 はサポートされなくなりました。
745 くわしくは INSTALL.ja を御覧下さい。
747 *** WL_PREFIX と ELMO_PREFIX の初期設定が "wl" になりました。
748 (defvar WL_PREFIX "wl")
749 (defvar ELMO_PREFIX "wl")
752 1.0.3 /usr/local/share/emacs/site-lisp/
753 1.1.0 /usr/local/share/emacs/site-lisp/wl/
756 *** Makefile の変数のデフォルト値が変わりました。
760 $(XEMACS) は、`package' や `install-package' の target で参照されます。
762 *** *.el ファイルもインストールされるようになりました。
764 *** 英語版ドキュメント (wl.texi) が付きました。
768 *** Modified UTF7 がサポートされました。
769 ユニコードが扱える Emacs では、IMAP4 で日本語メールボックス名を指定できます。
775 *** IMAP4 がより汎用的になりました。
776 多くの IMAP4 サーバで動くようになりました。
778 *** いくつかの認証方式がサポートされました。
779 IMAP4: CRAM-MD5, DIGEST-MD5, STARTTLS
780 POP3: CRAM-MD5, DIGEST-MD5, SCRAM-MD5, STARTTLS
785 | パイプフォルダ メッセージを取り込むフォルダです。
786 . Maildir フォルダ Maildir がひとつのフォルダ型になりました。
787 'cache キャッシュフォルダ 内部キャッシュをフォルダとして閲覧できます。
789 *** メッセージバッファのプリフェッチ機能が付きました。
790 読んでいる間に次のメッセージを読み込みます。
792 *** スティッキーサマリ(消えないサマリ)が拡張されました。
793 メッセージバッファもサマリに対応して用意されるようになりました。
794 常にスティッキーになるフォルダを設定できるようになりました。
798 *** 変数 wl-draft-prepared-config-alist は廃止されました。
799 wl-draft-config-alist に統合されました。
801 *** POP-before-SMTP 関連の変数が整理されました。
803 *** 存在しないフォルダを作るかどうか確認するようになりました。
804 FCC: に新しいフォルダ名を指定したときや、auto-refile で
805 新しいフォルダ名を指定したときにフォルダを作るかどうか確認します。
807 *** プリフェッチの確認に関する設定の変数が加わりました。
808 wl-prefetch-confirm-threshold, wl-cache-fetch-threshold.
810 *** フォルダ名のあだ名をフォルダ名入力で補完できるようになりました。
812 *** Message-ID の生成方法が変わりました。
814 *** Mule ではビットマップのオープニングデモ画面が出るようになりました。
816 *** `smtp-server' に関数を指定できます。
818 *** 送信ログが保存されるようになりました。
819 `wl-draft-sendlog' が non-nil の場合、'sendlog' ファイルに保存されます。
821 *** オフライン処理でプリフェッチを予約できるようになりました。
823 *** `wl-summary-incorporate-marks'
825 *** `wl-draft-use-frame' が non-nil ならフレームを生成します。
827 *** 新規変数 `wl-user-mail-address-list'。
829 *** 新規変数 `wl-local-domain'。
831 *** IMAP4 でサーバ側の未読状態を参照するようになりました。
834 wl-mime-charset iso-2022-jp => x-ctext
835 wl-summary-move-order 'new => 'unread
836 wl-tmp-dir TMPDIR => ~/tmp/
841 wl-mime-edit-preview-message-hook
842 wl-folder-suspend-hook
843 wl-summary-toggle-disp-folder-message-resumed-hook
844 wl-summary-line-inserted-hook
845 wl-thread-update-children-number-hook
846 mmelmo-header-inserted-hook
847 mmelmo-entity-content-inserted-hook
852 wl-summary-supersedes-message
854 wl-refile-guess-by-msgid
855 wl-address-user-mail-address-p
856 wl-summary-jump-to-msg-by-message-id-via-nntp
857 wl-summary-temp-mark-pick
859 * 変更点の詳細は ChangeLog を御覧下さい。
863 paragraph-separate: "[
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