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4 <sect1 id="zend.mime.message">
5 <title>Zend_Mime_Message</title>
7 <sect2 id="zend.mime.message.introduction">
11 <classname>Zend_Mime_Message</classname> は <acronym>MIME</acronym> 準拠のメッセージを表すものであり、
12 ひとつあるいは複数の部分に分かれたメッセージ (<link
13 linkend="zend.mime.part"><classname>Zend_Mime_Part</classname></link> オブジェクトで表されます)
14 を保持できます。<classname>Zend_Mime_Message</classname> では、<classname>Zend_Mime_Part</classname> を使用して
15 <acronym>MIME</acronym> 準拠のマルチパートメッセージを作成します。
16 エンコーディングやバウンダリの処理も透過的に行われます。
17 与えられた文字列から <classname>Zend_Mime_Message</classname> オブジェクトを再構成することも可能です
19 linkend="zend.mail"><classname>Zend_Mail</classname></link> で使用しています。
23 <sect2 id="zend.mime.message.instantiation">
24 <title>インスタンスの作成</title>
27 <classname>Zend_Mime_Message</classname>
32 <sect2 id="zend.mime.message.addparts">
33 <title>MIME パートの追加</title>
36 <link linkend="zend.mime.part"><classname>Zend_Mime_Part</classname></link>
37 オブジェクトを <classname>Zend_Mime_Message</classname> オブジェクトに追加するには、
38 <code>->addPart($part)</code> をコールします。
42 <code>->getParts()</code> メソッドは、 <classname>Zend_Mime_Message</classname>
43 内のすべての <link linkend="zend.mime.part"><classname>Zend_Mime_Part</classname></link>
44 オブジェクトを配列で返します。配列に保存されているのは
45 <classname>Zend_Mime_Part</classname> オブジェクトへの参照なので、内容を変更できます。
46 配列に新たなパートを追加したり並び順を変更したりした場合は、
47 <code>->setParts($partsArray)</code> をコールして配列を
48 <link linkend="zend.mime.part"><classname>Zend_Mime_Part</classname></link>
53 関数 <code>->isMultiPart()</code> は、<classname>Zend_Mime_Message</classname>
54 オブジェクトに複数のパートが登録されている場合に <constant>TRUE</constant> を返します。
55 この場合、実際の出力はマルチパート Mime メッセージとなります。
59 <sect2 id="zend.mime.message.bondary">
60 <title>バウンダリの扱い</title>
63 <classname>Zend_Mime_Message</classname> は、バウンダリを生成するために通常は
64 <classname>Zend_Mime</classname> オブジェクトを使用します。
66 <classname>Zend_Mime_Message</classname> が使用する <classname>Zend_Mime</classname>
67 オブジェクトの振る舞いを変更したりしたい場合は、
68 <classname>Zend_Mime</classname> オブジェクトを自分で作成して <classname>Zend_Mime_Message</classname>
69 に登録します。通常は、この必要はありません。
70 この <classname>Zend_Mime_Message</classname> で使用する <classname>Zend_Mime</classname>
71 インスタンスを設定するには、<code>->setMime(Zend_Mime $mime)</code> を使用します。
75 <code>->getMime()</code> は
76 <classname>Zend_Mime</classname> のインスタンスを返します。
77 これは、<methodname>generateMessage()</methodname>
78 がコールされた際にメッセージをレンダリングする際に使用されます。
82 <code>->generateMessage()</code> は、
83 <classname>Zend_Mime_Message</classname> の内容を文字列にレンダリングします。
87 <sect2 id="zend.mime.message.parse">
88 <title>文字列をパースすることによる Zend_Mime_Message
89 オブジェクトの作成 (実験段階)</title>
92 <acronym>MIME</acronym> に準拠したメッセージを含む文字列をもとにして、
93 <classname>Zend_Mime_Message</classname> オブジェクトを構築できます。
94 <classname>Zend_Mime_Message</classname> には、このような文字列をパースして
95 <classname>Zend_Mime_Message</classname> オブジェクトを返す
96 静的なファクトリメソッドが用意されています。
100 <methodname>Zend_Mime_Message::createFromMessage($str, $boundary)</methodname>
101 は、渡された文字列をデコードして <classname>Zend_Mime_Message</classname>
102 オブジェクトを返します。<code>->getParts()</code>